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UV_EB研究会リスト

放射線研究会リスト

放射線シンポジウムリスト

 

64 UVEB研究会概要(聴講記)

平成281118日 於 住友クラブ

1.光を利用する易解体性接着材料(会員ページ)

大阪市立大学大学院 工学研究科化学生物系専攻 准教授 佐藤 絵理子

  接着強度は、接着剤として用いるポリマーのバルクの性質およびポリマーと被着体との相互作用によって決まるため、一度接着した後再び接着強度を低下させるには、これらを外部刺激によって変化させる必要がある。
 本講演では、光に応答する易解体性接着材料の開発について、高分子反応と解体挙動の関係、およびモルフォロジーが解体挙動に与える影響を中心に紹介する。

 

2.原子燃料工業()電子線照射施設の紹介(会員ページ)

原子燃料工業(株)照射サービス事業部 副部長 景平 克志

  原子燃料工業()1999年に、滅菌、材料改質等に利用可能な電子線照射施設の操業を開始して、17年を経過した。電子加速器として採用したIBA社製ロードトロンは、高エネルギー・大出力であり、独自開発したトレイ方式の製品搬送設備と組み合わせることにより、小ロットから大ロットまでの製品を短時間に処理することが可能である。
 本講演では、照射設備の保守管理と最近の活動状況について紹介する。

3.放射線を活用したワイドバンドギャップ半導体の欠陥エンジニアリング(会員ページ)

量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部プロジェクトリーダー・上席研究員 大島

  半導体中の単一光子源と呼ばれる発光中心(結晶欠陥)は量子コンピュータ、量子暗号通信や量子センシングといった次世代技術への応用が期待されている。
 特に、ワイドバンドギャップ半導体中には室温でも単一光子源として振舞う発光中心が存在することから、世界的に活発な研究が行われている。
 講演では、ワイドバンドギャップ半導体の一つである炭化ケイ素に着目し、単一光子源の形成技術及び形成した単一光子源の物性を紹介する。

 


4UV/EBグローバルマーケットの動向(会員ページ)

(一社)ラドテック研究会 会長 折笠 輝雄

 グローバリゼーション時代に突入し、30年以上の時間が経過し、目覚ましい技術発展を遂げた現在は、ユビキタス社会へと変貌を遂げている。
 その一方では、経済成長は成熟期に入り、閉塞感の蔓延も叫ばれている。この閉塞感の打破には新たなイノベーションという難題が突き付けられている。
 本稿ではグローバルなマーケットにおけるUV/EB関連技術の現状と今後の取り組みついて、ラドテック・アジア国際会議における発表を基に解説する。
 

 

63 UVEB研究会概要(聴講記)

平成28909日 於 住友クラブ

1.紫外線励起加工の研究−化学状態の分析、研磨現象の検証と研磨技術の確立−(会員ページ)

立命館大学 総合科学技術研究機構 上席研究員 田中 武樹

 紫外線励起加工とは、紫外線を照射された光触媒と蛍光材料を用い、電子と正孔の移行を、積極的に利用して加工を行う、新しい概念の表面加工法である。XPSXAFSICPSなどにより、化学状態を分析・同定し,加工表面で起こる化学反応を推定する。研磨原理と研磨現象を化学状態の分析から推考する。実用化技術として確立するため、金属、合金、次世代半導体などに対し、紫外線励起加工を行った結果を報告する。

 

2.医療/ライフサイエンスにおけるUV/IB技術の活用(会員ページ)

富山大学 名誉教授 北野 博巳

 生体適合性高分子による表面修飾と光パターニングを併用すれば、細胞の機能や細胞間相互作用の解析ツール、薬剤のスクリーニング細胞アレイ等様々な機能材料の創出につながる。本講演では、糖鎖担持高分子や、双性イオン型高分子により修飾された表面の、UV / IB照射による改質とタンパク質や細胞などの生体物質のパターニングについて紹介する。

3.光硬化性フルオレンモノマー(会員ページ)

大阪ガスケミカル() ファイン材料事業部 研究開発部 副部長 宮内 信輔

 フルオレンはその強直なカルド構造ゆえに、高屈折率、高耐熱性とともに、低複屈折や耐熱黄変性を併せ持ち、スマートフォンやディスプレイ材料のレンズ材料として使用されている。本講座では、フルオレンを構造中に含む光硬化性モノマー「オグソール」の特徴とともに、柔軟性やハードコート性等を付与した開発事例を紹介する。


4電子線レジスト(会員ページ)

大阪大学産業科学研究所 教授 古澤 孝弘

 集束性の高い電子線は、超微細加工を可能にするツールとして、半導体リソグラフィ用のマスク製造をはじめ、ナノテクノロジーにおいて必須の放射線である。本講演では、最近の電子線レジストの現状と開発状況、将来展望について、レジストの反応機構から現像プロセスまでの基礎を含め解説する。

 

62 UVEB研究会概要(聴講記)

平成28603日 於 住友クラブ

1.放射線を利用した高分子前駆体からのセラミック材料創製(会員ページ)

量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学研究部門 研究企画室 主幹研究員 杉本 雅樹

 SiCセラミック繊維は、ケイ素高分子繊維の架橋・焼成の工程により製造される。量研機構では、この架橋に電子線照射技術を応用し、セラミック複合材への応用にも耐えうる耐熱性を実現してきた。本講演ではこのSiC繊維の作製技術について紹介し、その技術を元に開発してきたSiCマクロチューブや、イオンビームを用いたSiCナノファイバー等の作製技術を中心に解説する。

 

2.放射線とサンルックス、そして放射線教育の教材開発へ(会員ページ)

(株)サンルックス 代表取締役社長 長谷 仁、 新商品開発・営業部参与 来田文夫

 1978年創業以来、視力補正用プラスチックレンズ製造一筋に、100%メイドインジャパン、世界最高品質のレンズを1億枚以上生産している。この技術を生かし、新しいプラスチックレンズの研究から日本原子力研究開発機構との共同研究で放射線着色の特許を取得、その後α線観測プラ板SUN9、生分解性放射線実験樹脂などの学校教育教材を開発・発売している。これまでのサンルックスと放射線の関りについて紹介する。

3.最近の電子線照射装置(EPS)利用分野の動向と装置の特徴(会員ページ)

()NHVコーポレーション 加速器事業部 中西 良太

 弊社は50年以上にわたり、低エネルギーから高エネルギーの電子線照射装置(EPS)を製造・販売してきた。これまでにタイヤ・電線業界やキュアリング分野など、400台以上のEPSを日本及び世界各国に納入し、幅広くご利用いただいている。また殺菌分野や炭素繊維の製造工程で利用されるなど、様々な分野で広がりを見せている。本講演では最近のEPS利用分野の動向と装置の特徴を紹介する。

 

4自由界面からの液晶高分子膜の光配向制御(会員ページ)

名古屋大学大学院工学研究科 教授 関 隆広

 基板表面上の光反応を介して液晶物質が配向する光配向現象は30年近く前に見出され、ここ数年で高精細な液晶ディスプレイパネルの製造過程に導入されるなど、その重要性は増している。当グループでは、液晶高分子膜においては、固体基板上ではなく空気側の表面(自由界面)の配向作用が強く、自由界面からの光配向制御も可能であることを最近見出した。自由界面からの液晶物質を配向させるアプローチの背景、特徴、展望などを紹介する。

 

61 UVEB研究会概要(聴講記)

平成271106日 於 住友クラブ

1.天然高分子を基材に用いた放射線グラフト吸着材の開発(会員ページ)

日本原子力研究開発機構 環境資源材料研究グループ 保科 宏行

 水中に溶存する金属を除去・回収する手法の一つとして、吸着材を用いた吸着法が知られている。
原子力機構では、放射線グラフト重合技術を活用して、水中に溶存する金属を効率的に吸着する事が可能な繊維状金属吸着材の開発を進めてきた。
本講演では、天然高分子を基材に用いたヒ素吸着材の合成方法及びヒ素に対する吸着性能を評価した結果などについて紹介する。
はじめに(抄)
これまでに開発してきたグラフト吸着材の多くは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの石油由来の高分子素材を基材に適応してきたが、最近では環境を意識して、セルロースなどの天然高分子材料を基材に用いる吸着材の開発を進めてきた。
本発表では、植物由来の天然高分子材料であるセルロース繊維で作製した不織布を基材に用いた、放射線グラフト重合によるヒ素吸着材の合成方法及びヒ素に対する吸着性能を評価した結果などについて紹介する。

 

2.アゾベンゼン系分子材料が示すフォトメカニカル挙動(会員ページ)

室蘭工業大学 くらし環境系領域

物質化学ユニット 教授 中野 英之

 最近、光(紫外線)照射に伴ってメカニカルな動作がひきおこされるフォトメカニカル効果を示す材料が注目を集めている。
われわれは、アゾベンゼン系分子材料を対象として、光誘起物質移動が関連するさまざまなフォトメカニカル効果を見出し、そのメカニズムの解明について検討を進めるとともに、さまざまな応用展開を模索している。
本講演では、これらの最新の成果を含めて詳しく紹介する。
おわりに、まとめ、今後の展望等
著者らはアゾベンゼン系フォトクロミックアモルファス分子材料を用いて さまざまなフォトメカニカル挙動を見出し、その機構解明をめざして検討を進めてきた。
現 時点で、「なぜ、分子は偏光方向と平行に移動しようとするのか」は未解決のままである が、偏光の照射方法を工夫することで、かなり自由に物質を動かすことができるように感じている。
今後、機構解明をさらにすすめていくとともに、さまざまな光駆動微小機械への応用展開を図っていきたいと考えている。

3.低エネルギーEB装置の動向(UVとの比較、EB基礎と応用含む)(会員ページ)

()アイ・エレクトロンビーム 代表取締役社長 木下 忍

 低エネルギーEB装置が登場して40年強経過している。
その間、低エネルギーEB装置は、小型化、低価格化などの進化を遂げ、用途に合わせた装置提供が出来る環境になってきている。
また、EB照射センター等の環境も整ってきている。しかし、現状、EB技術を有効に活用されている事例は未だ少ないように感じる。
そこで、EB装置の動向とEBとUVとの技術比較を行い、EB技術の特徴も紹介する。更に、近年、PETボトルの滅菌に利用され実稼動している。そのシステムについても紹介する。
おわりに
EB
装置も小型化され、その特長を活かした応用展開が進められている事を紹介した。
未だ、EB技術を有効に活用しているところは少ないといっていいのではないだろうか?
EB
技術に興味を持たれた方は是非検討してほしい。
EB
照射は、ラボ機でのトレー搬送の1回の照射時間は1分程度で、タッチパネルにタッチするのみで完了する。
また、材料からみても、硬化では光重合開始剤の選択も不要であり、機能性付与の添加剤(無機物を含め)の添加も容易である。
さらに、高分子材料をガラス転移点以 下の温度で改質するなど要求する特性を出すにも有効な技術と考える。
ユーザー、材料メーカー、装置メーカー(筆者も含め読者の方々)がー体となり、本EB技術の特長を活かした実用化が更に進められていく事を期待する。

 

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