耐放射線データベース研究会
今日の電子技術・光技術・新材料等の進歩は目をみはるものがあり、あらゆる方面への展開が精力的に図られている。
原子力分野においても、種々の放射線環境下でのこれらの技術の応用が強く求められている。これらの放射線環境下での応用は人工衛星の製造・打ち上げという宇宙開発に関連した分野での要求とも相通ずるものである。 このような背景のもとに、様々な電子デバイスや新材料について、耐放射線性の優れたものの抽出やその向上のための照射試験や研究が進められている。
また、各機関・企業で得られてきたこれらの貴重な財産とも言うべきデータはかなりの量にのぼっていると思われるが、その体系的な集積・整理はなされていないのが現状である。
しかし、今後一層この方面でのニーズが増大・高度化するのは間違いなく、より高度な照射試験・研究の計画のために、また重複した試験・研究の実施によるマンパワ一・経費の無駄を避けるために情報の一元的な集約、即ちデ一夕べ一スの構築が望まれる。
本耐放射線データベース研究会は、この目的を達成するために、編成されたものである。 大阪大学工学部教授住田健ニ博士をはじめとする学識経験者からなる委員会の年4回程度の研究発表会活動を実施して、年度単位でデータベースとして、まとめたものである。関西電力株式会社、住友電気工業株式会社、三菱工業株式会社、三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、株式会社東芝各社の支援を受けて作成した。
昭和62年3月
また、年度によっては、耐放射線性データ調査については、日本原子力研究所等より「半導体素子の耐放射線性デ一夕調査(iv)」等の委託を受けて作成した。
研究会開催年度:昭和63年度〜平成11年度、延べ11年間
研究発表会回数:62回
研究発表会資料(予稿集)数:A4版 2,073頁
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