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放射線研究会リスト

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20 UV/EB研究会概要   平成14515() 於 住友クラブ

@ 光触媒酸化チタン薬剤「ビストレイター」の開発と応用(会員ページ)

日本曹達株式会社 高機能材料研究所 無機材料研究部 斎藤 一徳

近年、太陽光または、蛍光灯に含まれる紫外線により活性化する酸化チタン光触媒の、高い酸化分解能力及び親水化作用を利用し、生活空間の防汚・抗菌・消臭を目的に多数の応用開発が進められている。今回、日本曹達で開発した、高活性と、高耐久性を兼ね備えた光触媒塗膜を得る事が出来る光触媒薬剤「ビストレイター」について特徴と、応用例について紹介する。

A 光照射なしでも活性な高密着性の、新規リン酸チタニウム系触媒(会員ページ)

大阪市立工業研究所  高橋 雅也

YOOコーポレーション  大原  武

酸化チタンのような光触媒を使った抗菌、消臭剤は光(紫外線)が当たる時のみに有効で、その上触媒活性により固定剤が劣化しやすかった。YOOと大阪市立工業研究所は光照射なしでも活性なリン酸チタニウム系新触媒の、常温、恒湿度環境下での直接合成に成功した。暗室内24時間後の抗菌試験では、黄色ぶどう状球菌、大腸菌O−157等の菌数が5−7桁減った。さらに室内光下、各種壁材からのホルムアルデヒド消臭試験(温度20℃、湿度65%)では2時間後、45〜90%近い分解率を示している。(2001/07/05 日刊工業新聞で紹介)

B 低エネルギ電子線照射装置開発への取り組み(会員ページ)

三菱重工業株式会社神戸造船所 原子燃料・炉心技術部
大野 幸彦

 

弊三菱重工業株式会社神戸造船所では、平成9年度より、低エネルギ広域電子線照射装置の開発を手掛け、そのラインナップとして、@極低エネルギー化(100kV以下)による極表層加工装置A炭疽菌対策としての封書殺菌装置B衛生管理レベルの高い施設の空気殺菌用装置の開発に取り組んできました。ここでは、これまでの開発成果と今後の取り組みに関して報告します。

C 生活にとけ込んだ放射線利用(会員ページ)

日本原子力研究所高崎研究所  裄V 和章

日常生活において、どうもかなりの接近距離で放射線は利用され生活にとけ込んでいるふしがある。研究会では以下項目に共通な1本の赤い糸「放射線利用」についてお話しする。新聞チラシ、包装紙、自動車のヘッドライト、ラジアルタイヤ、ボタン型電池、使い捨てカメラ、高速道路、イネ、ゴールド20世紀、ジャガイモ、大阪で食べるゴーヤチャンプルー、ファーストフードのドリンク、コスメティック、埴輪、X線・CT、がん治療。

  

19 UV/EB研究会概要

 平成1427() 於 サイエンス・サテライト

@ 閃光パルス殺菌(FL殺菌)(会員ページ)

ウシオ電機株式会社ランプ第1事業部  高見和朋

閃光パルス殺菌技術は、カメラのストロボ等で使用されているキセノンフラッシュランプを食品殺菌に応用したシステムである。近年の大規模な食中毒の発生や、PL法の施行により、食品製造工程の品質管理が非常に重要になっている。その中で、新しい殺菌技術開発が要望されているが、特に、クリーンで、低コストの光殺菌技術が注目されている。本講演では、光殺菌の中で、実用化が進められている閃光パルス殺菌について紹介する。

 

A 電子ビームによるごみ燃焼排煙中ダイオキシン類の分解技術の開発(会員ページ)

日本原子力研究所 高崎研究所  広田耕一

日本原子力研究所高崎研究所は、高崎市ほか4町村衛生施設組合・高浜クリーンセンター(焼却能力150t×3)にて、電子ビームによるごみ燃焼排煙中ダイオキシン類の分解試験を実施している。1150tのごみ焼却に伴う排煙量40,000m3/h(NTP)のうち1,000m3/h(NTP)を電気集塵器下流より試験装置へ導入し、排煙へ直接電子ビームを照射することにより目標とする90%以上の分解率を達成する知見を得た。

 

B 住宅のVOC規制と建材の低VOC化状況(会員ページ)

永大産業株式会社 開発本部技術開発部  片山吉久

近年、住宅において問題になっているシックハウス症候群は、建材等の住宅内装材・家具・備品・薬剤等みに起因するVOCが原因であるとされ、厚生労働省から室内の空気質として、11物質の室内濃度指針値と2物質の提案指針値及びTVOCの暫定目標値が策定されている(今後も追加される予定)。これらの室内濃度指針値をクリアーするための住空間に用いることができるような建材の低VOC化と、そのTVOCの測定法について検討した。

 

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18 UV/EB研究会概要

平成13925() 於 住友クラブ

 

1.高性能LCDに用いられる感光性高分子材料(会員ページ) 

JSR株式会社 精密電子研究所 熊野 厚司

 

液晶ディスプレイ(LCD)は、いまや情報表示のツールとして欠かせないものであり、大型のモニター、TV用途から小型の反射、携帯用LCDなど様々な用途展開が進められ高品位化が進められている。その性能発現のために、様々な感光性高分子材料が貢献している。本講演では、高性能化に用いられている、カラーレジスト材料、スペーサー材料などの感光性材料について概説する。

 

2.UVレーザーによるイメージング(会員ページ)

関西ペイント() オプトエレクトロ事業本部 木長 義昌

 

電子部品を製造する時に使用されるレジストは、一般的にはフォトマスクを使用してイメージングしているが、少量多品種生産への対応にはレーザー露光が望まれている。レーザー露光はマスク露光と比較して露光量が少なくなるので高感度レジストが必要となる。最近プリント回路板露光用のUVレーザー露光装置が開発されたので、その装置に対応したレジストを開発した。レジスト用樹脂の基本構造、反応の概要、高感度化の手法、UVレーザー装置を中心に電子材料用レジストを紹介する。

 

3.UVパウダーコーティングの世界動向(会員ページ)

フュージョンUVシステムズ・ジャパン() 折笠 輝雄

 

UV硬化型パウダー塗装技術は、粉体塗料技術とUV硬化技術の特性を合わせ持つことで、既存の粉体塗装応用分野における品質、皮膜性能、生産性、環境/安全性の向上や、コストの削減を図るだけではなく、新たな応用分野への展開も期待されている技術である。本講では、この硬化プロセス技術の特徴と実応用例、そして用途開発の現状を紹介するとともに、課題と展望について述べる。

4.低エネルギーEBの応用

早稲田大学・理工学総合研究センター 鷲尾 方一

EBは現実に多方面で利用されていながら、依然としてその基礎的な側面についての理解が不足している。この基礎的な部分というのは、装置そのものに関することと、物理化学的なことの両面にわたっている。そこで本講演では、装置に関する基礎的な部分についての説明と、装置から得られるEBの物質との相互作用についての基礎的な部分についの解説を行い、更に今後EBはどう有るべきかなど、視野を広げて述べてみたい。

 

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17 UV/EB / 14 放射線科学 合同研究会研究会概要 

    平成13515() 於 住友クラブ

1.パルスプラズマ脱臭装置とパルス電界殺菌装置について(会員ページ)

日新電機株式会社  加藤 茂

 

弊社では、環境保全や衛生殺菌分野の非熱プロセスのために、電子線照射装置に加えて、パルスプラズマ脱臭装置(プラズマデオ)とパルス電界殺菌装置(フレッシュパルス殺菌)を開発・製品化した。パルスプラズマ脱臭は、非平衡プラズマ生成ラジカル類による酸化分解を脱臭原理とし、特に低濃度複合臭気の高脱臭性能と低ランニングコストの特徴を有する。パルス電界殺菌は、高電界印加による微生物細胞膜破壊を殺菌原理とする非熱・物理的殺菌で、液体食品等の熱的品質劣化を低減できる。本講演では、これら新型装置について報告、説明する。

 

2.日本電子照射サービスの現状と展望(会員ページ)

日本電子照射サービス株式会社  桂 一郎

 

日本電子照射サービス()は日本照射サービス()のつくば電子照射センターと西日本照射サービス()関西電子照射センターの2施設を併せ31日に発足した。両施設とも世界で最大の実績をもつ米国RDI社のダイナミトロン加速器(5MeV 150kW)を使用し、照射製品の互換性をはかっている。製品は医療用具、医薬品容器、試験検査器具、バンソウコウ等の滅菌から半導体の照射まで多岐にわたっている。近い将来には香辛料を皮切りに、食品照射への展開や、輸入切花の検疫といった新分野が開拓されることが期待されている。今回は施設と照射製品の展望につきご紹介しようと考えている。

 

3.包装材料の環境対応状況と法律的背景(会員ページ)

()東洋紡績パッケージングプラン  井 坂 勤

 

略称容器包装リサイクル法は分別収集及び再商品化を促進する目的で施行され、省資源、廃棄物の減量など循環型経済社会の構築をはかるものである。再資源化のための分別収集を円滑に進めるため強制規格として識別表示が本年4月から施行され、任意規格として材質表示が求められる。   これらの要点を解説すると共に国内外における包装材料及び包装設計の最近の対応動向について、流通及び消費者志向も含めて紹介したい。

 

4.生薬の微生物汚染における規制の現状(会員ページ)

大阪薬科大学  木村 捷二郎

 

近年、O-157汚染給食による集団感染や黄色ブドウ球菌汚染乳製品による中毒事故、医療分野における院内感染や微生物汚染医薬品による事故などが多発している。特に、合成原料に比べると、生薬を含む天然物医薬品原料(例えば、生物学的製剤や抗生物質など)は微生物汚染が著しく、その法的規制と対策法の開発が急がれている。今春、日本薬局方が改正され、非無菌製剤の微生物限度基準値が収載される予定である。本講ではこれらの規制の内容と対策技術の一つとしての放射線法の適用と問題点についてお話ししたい。

 

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16 UV/EB研究会概要 

    平成13213() 於 住友クラブ

1.シリコーン材料のUVカチオン重合システム─剥離紙用シリコーンへの応用(会員ページ)

荒川化学工業株式会社 長田 正

シリコーンは耐熱性、耐候性、離型性などに優れ、種々の表面コーティング剤として用いられている。コーティング用のシリコーンは反応性のものが使用され、硬化反応機構の違いにより熱硬化型とUV硬化型がある。今回、当社は(仏)ローディア社と協力し、優れた硬化性を有し、安全性も高いUVカチオン重合型シリコーンを開発した。現在は、主に剥離紙の離型剤用途に「シリコリースUVシステム」として市場展開している。今回は、このカチオン重合型シリコーンについて発表する。

 

2.光カチオン硬化型材料の開発と今後の展開(会員ページ)

東亞合成化学株式会社 名古屋総合研究所 佐々木 裕

エポキシ系材料を用いた光カチオン硬化型材料の開発が進行している。しかし、既存のグリシジルエーテル系材料は硬化性が低い事が知られており、硬化性に優れた材料の拡充が要望されていた。我々はオキセタン化合物の光カチオン重合特性がエポキシ化合物とはかなり異なる事を見出し、その光カチオン硬化型材料への応用の可能性を明らかにしてきた。今回はオキセタン化合物の光カチオン重合特性、光カチオン硬化型材料への応用について紹介する。

 

3.グラフト重合による高機能フィルタ(会員ページ)

日本原子力研究所 高崎研究所 須郷 高信

放射線グラフト重合は、既存の粒子除去フィルタの特性を損なうことなく、大気中の有害気体成分を効率的に吸着除 去する機能の導入法として優れている。本報告では、織布や不織布にイオン交換基や錯体形成基を導入した、クリーンルームや空気清浄 機用のケミカルフィルターの開発状況について紹介するとともに、寝具やカーテンなどの生活福祉材料への応用例について紹介する。

 

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15 UV/EB研究会概要     平成1211月7日() 於 住友クラブ

 

1.電子線硬化反応による防汚・ハードコート層の形成(会員ページ)

日新ハイボルテージ株式会社 中井 康二

アクリル系モノマーを主体とした組成物に、フッ素系のモノマーを添加し、電子線硬化反応によりハードコート性と防汚性を兼ね備えた塗膜形成技術を創出した。更に多官能アクリル系モノマーの種類を替えることにより、防曇性をも付加させることが出来る塗膜形成技術について紹介する

 

2.製缶塗装におけるUV/EB化の現状(会員ページ)

マツイカガク株式会社 荻田 堯

我が国において、製缶塗装に用いられる塗料は全塗料の約5%を占め、自動車用塗料に次いで全塗料中第2位の使用量である。そのため、缶用塗料中の溶剤の大気中への排出、焼付塗装時のCO2排出量の減少が緊急課題となっている。しかしながら、缶用塗料の無溶剤化は必ずしも進んでいない。本講では缶用塗料インキに要求される性能について製缶工程と関連づけて述べ、UV/EB化の現状について述べる。

 

3.超低エネルギー電子加速器Min−EB(会員ページ)

ウシオ電機株式会社 山口 真典

卓上での電子線照射・極表面処理装置が初めて実現した。複数のEB管を配列したマルチチューブシステムは、個々のEB管の出力制御を行うことにより、従来は困難であった幅広の均一照射を可能にした。応用の範囲は、印刷・殺菌に加え、極表面のみの表面改質・電子デバイスへと広がっている。本稿では、Min−EBの基本特性と応用例について紹介する。

 

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14回 UV/EB研究会概要   平成12年9月5日(火) 於 住友クラブ

1.室内の空気質に対応した無溶剤塗料の現状と展望(会員ページ)

大日本インキ化学工業褐嚶゙塗料技術グループ 宮野 英和

建材などから発生する揮発性有機化合物(VOC)に影響を受けるシックハウス問題に対応するため、住宅での室内濃度指針値が厚生省から近々打ち出される状況にある。一方、1995年にシックハウス症候群が問題化してから、ハウス、建材、塗料メーカー等は優先取り組み物質を選定し、低減化に努めている。今回、木質建材塗料としてVOC対策に最も有効であり、又、実用化が進んでいる無溶剤型UV/EB硬化型塗料での取り組みについて報告する。

 

2.乳酸系生分解性プラスチック-Lacty-(R)の物性と用途事例(会員ページ)

鞄津製作所基盤技術研究所 浦山 裕司

近年、様々な生分解性プラスチックが開発され、一部は商業化されてきている。なかでも、ポリ乳酸は、透明性に優れ、強度も高いため既存プラスチックの代替、特にリサイクルが困難な用途に対して大きく期待されている。また、原料が植物由来であり、Renewable resource としても注目されている。ここでは、当社が製造・販売するポリ乳酸-lacty(R)-の各グレードおよびその特性について述べ、一部商品化されている事例を紹介する。また、生分解生プラスチックの市場の動向についても併せて紹介する。

 

3.PCB化学処理の我が国における現状と今後(会員ページ)

()生産開発科学研究所 谷本 文男

昨年の第9回研究会において「PCB処理対策の現状と展望」と題して話した。今回、再びこのタイトルで講演することとなった。即ち、1)PCB希薄液及び100%液について各社処理法の現状、2)東電が実施準備中の生研法の現状と今後の動き、3)回収機器からのPCBの抜き出しと洗浄は大問題であるが、絶縁紙、木材、プラスチックはどうなるのか、の3点に論点を絞り、具体的な説明が要求されている。PCB、ダイオキシンに代表される環境汚染は、文明社会の恥部に属する性質がある。前回「何故化学処理か」に説明した如く、生活環境とPCB・ダイオキシン除去とは科学技術的にはクリアできても、意識の上ではなかなか明確な結論は得られ難い。従って、現状については控えめな説明に終始される。世間の状況は本質的には同じであるが、今回は既に3件の報告もあり、実際に基礎的研究を継続している立場から考えを述べることにする。

 

 

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13回 UV/EB研究会概要   平成12523日(火)於 住友クラブ

 

1.UV・EBの表面殺菌技術(会員ページ)

岩崎電気株式会社 産業機器事業部 木下 忍

紫外線による殺菌の基礎から、空気殺菌、表面殺菌、水殺菌の各分野に分け、実施例を含め紹介する。更に、最近話題になっているパルスド・キセノンランプによる殺菌技術についても紹介する。また、電子線では、ソフトエレクトロン(加速電圧300keV以下)による表面殺菌事例を紹介する。

 

2.ソフトエレクトロンを用いた穀物殺菌用EB装置(会員ページ)

日新ハイボルテージ株式会社第2技術部 錦見  敏朗

 ソフトエレクトロンを用いた穀物殺菌装置は、低エネルギーの電子線(ソフトエレクトロン)を発生する照射装置と、穀物、豆類、香辛料、などの食品原料をソフトエレクトロン照射エリアまで搬送し、そこで表面全体にソフトエレクトロンを均一に照射させる搬送装置からなるシステムで、過熱水蒸気殺菌に代わる新しい技術と期待される。

 

3.高エネルギー放射線による殺菌・殺虫処理(会員ページ)

(社)日本原子力産業会議計画推進本部 技術開発G 木村  勝一

21世紀に人類が直面する大きな問題は、食糧不足、環境保全、健康維持と言われている。しかしながら、原子力・放射線関係者が「放射線は工業或いは農業等に幅広く利用され、国民生活にその理解が浸透している筈」と考えているにも関わらず、多くの国民が理解しているのは、ガン治療・病気診断等に代表される医学利用が中心であって、理解の幅は意外と狭いのが現実である。
 一方国民の関心度は、健康問題が第一で、続いて食糧問題、環境問題の順ではないかと思われる。特に食糧問題において現在の日本では、食品不足より食品添加物等による食品安全性への関心が高く、環境問題についてもオゾン層破壊問題よりもダイオキシン問題への関心が高いと言ったように、身近な問題に集中している。この中で特に食品安全性確保を中心に、高エネルギー放射線による殺菌・殺虫処理について、処理システムのあり方、将来展望など、いろいろな情報を整理して述べる予定である。

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12 UV/EB研究会概要   平成12年2月15()  住友クラブ

1.壁材・床材等住宅部材における塩ビ代替品の状況(会員ページ)

永大産業株式会社 第二研究室 近藤 久嗣

近年、健康住宅への要求から、塩ビシートを用いた住宅部材の代替品に対する要望が高まっている。本講演では非塩ビシートとして開発されているオレフィン系、非オレフィン系及び特殊印刷紙の開発動向を説明する。加えて、住宅部材に使用されているEBコート印刷紙やUV/EB塗装床板について紹介する.

 

2.歯科材料と環境ホルモン(会員ページ)

大阪歯科大学 歯科理工学講座   橋本 典也

虫歯の充填材料から環境ホルモンが抽出されたという論文が米国で発表された。重点材料にはビス−GMAというモノマーが含まれており、このモノマーの合成に Bisphenol-A が用いられている。この問題に対する現在の調査・研究の概略について報告する。

 

3.UV硬化の可能性への挑戦、現状と21世紀の開発コンセプト(会員ページ)

トキUVインクス研究所 桐山  義行

UV硬化は、大きな可能性とUV硬化故の短所を併せ持つ手法である。初めに、UV硬化の特徴と材料の現状を解説する。次いでUV市場の変遷をたどり、西暦2000年を機に総括を行い、新しい観点から21世紀に向けた開発のコンセプトを提案する。新たな可能性の一端を、閉所の特許製品であるリンクルUVシステムの紹介を通じて報告する。

 

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11回 UV/EB研究会概要   平成111116()   住友クラブ

 

1.芳香族系酸発生剤の光分解と電子線分解(会員ページ)

大阪大学産業科学研究所 田川 精一

芳香族系酸発生剤は、光及び放射線を用いた化学増幅型レジストやカチオン重合の開始剤として大変注目を集めている。化学増幅型レジストは、半導体デバイス製造のためのマイクロリソグラフィーにおいて、現在のKrFリソグラフィー、次世代のArFリソグラフィー、その後の次々世代のリソグラフィーと今後長く、最も重要な必須材料であろう。また、表面硬化反応の分野でも、大きな成長が期待されるカチオン重合系の研究は盛んに行われている。ここでは反応機構が全く異なる芳香族系酸発生剤の光分解と電子線分解とを、生成物分析と時間分解分光法で調べた結果について述べる。

 

2.水系UV硬化性樹脂の設計と硬化メカニズム(会員ページ)

荒川化学工業株式会社化成品部 沢田 浩

 

環境問題が深刻化する中、塗料インキ業界においては、低VOC化技術の開発が進められており、ハイソリッド化、水性化、UV/EB化、粉体化技術が開発されている。本講演では、水系UV/EB硬化型塗料・インキにおける樹脂設計、配合、硬化メカニズムおよび応用例について解説する。

 

3.光重合開始剤の現状と展望(会員ページ)

チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社    英隆

光硬化技術は、塗料(木工、紙)、印刷材料(インク、版材)、またイメージング(フォトレジスト)などの用途で省エネ、生産性向上、作業環境の改善が望めるシステムとして、1960年代後半から急速に発展してきた。今回は、この光硬化用材料の一つである光重合開始剤、特にラジカルタイプの開始剤について、現状と最近の動向について紹介する。

 

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