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第42回
放射線科学研究会 (終了しました)
主 催: |
(社)大阪ニュークリアサイエンス協会 |
日 時: |
平成22年7月16日(金) 13:30〜19:00 |
場
所: |
住友クラブ |
大阪市西区江戸堀1-13-10 Tel:06-6443-1986
地下鉄四つ橋線肥後橋駅下車 A出口よりすぐ【アクセス地図】 |
第一部 参加費: |
企業 5,000円 |
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協会会員、大学・公設機関
1,000円 |
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放射線科学研究会会員、学生、一般市民は無料 |
第二部 参加費: |
3,500円 |
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参加を希望される方は、研究会の名前、住所、氏名、所属と第一部・第二部参加の有無を記入してまでメールでお申し込み下さい。 |
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第一部 講演会 (13:30−17:15)
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1.
地球生命の起源はパンスペルミア(宇宙胚種)か?
(50分)
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広島大学生物圏科学研究科 准教授 長沼
毅
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パンスペルミアは「宇宙に漂う生命の種子」であり、それが地球など適当な惑星に降下してその惑星生命の起源となるというパンスペルミア仮説(胚種広布説)が古くから提唱されている。宇宙空間を生物が移動するとき、最も過酷な条件は真空でも無重力でもなく、放射線である。この講演では、いろいろな微生物の放射線「超」耐性の生物学的背景や生残条件などを考察しながら、パンスペルミア仮説の可否を検討する。
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2.多段サイクロトロンシステムRIBFの挑戦 (50分)
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理化学研究所仁科加速器研究センター加速器基盤研究部 高安定化担当副部長 福西暢尚
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仁科加速器研究センターが推進するRIビームファクトリー計画においては、自然界に安定に存在しない短寿命RIを大強度で発生させ、宇宙における元素合成仮説の実験的検証及び短寿命RIの構造、反応様式の解明を目的とし、計4台の大型サイクロトロンからなる多段加速器システムを建設し、2006年末より運転を開始した。本講演では世界に類をみないRIBF多段サイクロトロンシステムについてご紹介させていただく。
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3.陽電子による照射環境下に生じる格子欠陥のその場観察
(50分)
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京都大学大学院工学研究科附属量子理工学教育研究センター(兼 原子核工学専攻) 准教授 土田 秀次
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陽電子は、材料科学(物質の物理的・化学的性質の探査)や医療(PETによる画像診断)などの幅広い分野で利用されている粒子(電子の反粒子)です。この陽電子は、物質中に在る原子レベルの格子欠陥を調べることに威力を発揮します。本講演では、陽電子ビームを用いてイオンビーム照射中の物質にできる格子欠陥をその場観察した研究結果を紹介します。
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4.重イオンビームを用いた高エネルギー密度状態の生成と実験室惑星科学 (50分)
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東京工業大学大学院総合理工学研究科創造エネルギー専攻 教授 堀岡 一彦
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誘導加速モジュレータをベースにした新型のイオン加速器が研究開発中であり、バンチあたり109〜1010個程度のGeV級の重イオンを供給出来ると期待されている。GeV級の重イオンの固体標的中での飛程は大きく阻止能は良く知られているため、高出力ビームを標的照射することにより大体積/均一で、良く定義された物質の状態を形成出来る。そのようなビーム照射標的物質は、超高圧力、高温/高密度、高い歪速度等で特徴づけられ、新物質の創成、エネルギー科学、さらには惑星科学などに貢献できる可能性がある。
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第二部 技術交流会 (17:30−19:00)
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