第1部 講演会 13:30〜 |
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1.天然高分子を基材に用いた放射線グラフト吸着材の開発 (55分) |
日本原子力研究開発機構 環境資源材料研究グループ 保科 宏行
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水中に溶存する金属を除去・回収する手法の一つとして、吸着材を用いた吸着法が知られている。原子力機構では、放射線グラフト重合技術を活用して、水中に溶存する金属を効率的に吸着する事が可能な繊維状金属吸着材の開発を進めてきた。本講演では、天然高分子を基材に用いたヒ素吸着材の合成方法及びヒ素に対する吸着性能を評価した結果などについて紹介する。
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2.アゾベンゼン系分子材料が示すフォトメカニカル挙動 (55分) |
室蘭工業大学 くらし環境系領域 物質化学ユニット 教授 中野 英之 |
最近、光(紫外線)照射に伴ってメカニカルな動作がひきおこされるフォトメカニカル効果を示す材料が注目を集めている。われわれは、アゾベンゼン系分子材料を対象として、光誘起物質移動が関連するさまざまなフォトメカニカル効果を見出し、そのメカニズムの解明について検討を進めるとともに、さまざまな応用展開を模索している。本講演では、これらの最新の成果を含めて詳しく紹介する。
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3.低エネルギーEB装置の動向(UVとの比較、EB基礎と応用含む) (75分) |
(株)アイ・エレクトロンビーム 代表取締役社長 木下 忍
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低エネルギーEB装置が登場して40年強経過している。その間、低エネルギーEB装置は、小型化、低価格化などの進化を遂げ、用途に合わせた装置提供が出来る環境になってきている。また、EB照射センター等の環境も整ってきている。しかし、現状、EB技術を有効に活用されている事例は未だ少ないように感じる。そこで、EB装置の動向とEBとUVとの技術比較を行い、EB技術の特徴も紹介する。更に、近年、PETボトルの滅菌に利用され実稼動している。そのシステムについても紹介する。
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第2部 技術交流会 17:30〜 |
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