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第一部 講演会 (13:30−17:30)
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1. transXend検出器を用いたエネルギー分解コンピュータ断層撮影法(50分)
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京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻 教授 神野 郁夫
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X線を電流として測定する従来のコンピュータ断層撮影(CT)では、被検体の寸法やX線管電圧により測定値が変化する。 この状況を打開するため、X線を電流として測定し解析によりエネルギー分布を得るtransXend検出器を開発し、エネルギー分解CT法の研究を行っている。エネルギー分解CTを用いた物質識別、実効原子番号などの測定例を述べ、将来の臨床応用のため,transXend検出器の2次元化法を紹介する。
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2.小型加速器中性子源によるMo-99製造装置の開発 (50分)
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(株)京都ニュートロニクス 代表取締役社長 平井 敦彦
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核医学検査薬「テクネチウム製剤」の原料となる「モリブデン-99(以下Mo-99)」は100%輸入であり、しかも製造には老朽化した研究炉(原子炉)が使われているため、今後安定供給に向けた対策が急務である。 Mo-99を安価で迅速提供可能にする小型加速器中性子源を利用したMo-99製造装置の開発状況について報告する。
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3.量子ビームを用いた有用微生物資源の創成に関する研究
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量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所放射線生物応用研究部 プロジェクト「イオンビーム変異誘発研究」 上席研究員 佐藤 勝也
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量子ビームを用いた有用微生物資源創成に向けたイオンビーム利用技術の高度化を目指すと共に、外部研究機関と連携して農業・発酵・環境保全などの様々な産業分野で使用されている微生物の突然変異育種技術の開発に関する研究を進めてきた。 本講演では、イオンビーム育種技術の特徴と微生物における主な成果、ならびに利用の現状等について概説する。
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4. 福井大学附属国際原子力工学研究所における放射線・原子力教育の取り組み
(50分)
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福井大学附属国際原子力工学研究所 教授 福元 謙一
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福井大学附属国際原子力工学研究所(研究所)は福井県嶺南地域の原子力施設を利活用し、北陸・中京・関西地区の大学と共に連携しながら、軽水炉から高速炉までの原子力発電、原子力防災・危機管理、廃止措置および放射線利用の基礎から実学までの研究を行い、同時に国際的な原子力人材育成を行っている。 本講演では研究所の研究・教育・拠点化活動について紹介する。
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第二部 技術交流会 (17:30−19:00)
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