夏休み親子勉強博

第24回 みんなのくらしと放射線展

ポスター他

ステージ イベントスケジュール

   
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開催日時:

平成19年8月14日(火) 〜19日(日)   10:30〜18:30

  (最終日は17:00までを予定)

会   場:

扇町キッズパーク1階アトリウム         入場無料!

主   催:

「みんなのくらしと放射線」知識普及実行委員会

         (委員会の構成団体、後援団体等はこちら

開催目的:

私たちの暮らしの中で、幅広い分野で利用されている放射線。それについての正しい知識を,その具体例・使用例の紹介を通じて解りやすく説明し放射線が暮らしの身近なところで利用され役立っていることを認知していただきます。さらに、放射線に対する安全対策についても言及し、最近の社会の関心事である放射線に対する疑問と不安に答えます。 

テーマの考え方

ジャック先生

地球と放射線は切っても切れない関係があります。

 今から約46億年前、濃厚な星間ガスの中で地球は多<の小惑星と同様に、氷とチリのかたまりとして誕生したと言われています。

 そして衝突と集合を繰り返しながら大きくなり、同時に地球内部に含まれる放射性物質からの放射線による熱で暖められながら、やがて現在のように生物が進化するのに適した惑星になったと考えられています。

 地球誕生のときに存在したウランカリウムなどの放射性元素が岩石や土の中に薄い濃度で残っています。これらの元素は数十億年という長い時間にわたって、ゆっくりと放射線を出し続け、他の元素、例えば放射性のラジウムやラドンに変わります

 そんな地球上に住む私たちも放射線とはとても身近な関係にあります食べ物や皆さんの体の中に、放射性のカリウムが含まれていることもその一つです。

 そんな放射線のことをもっと良く知って、上手に付き合いましょう。

「テーマ展示」1 〜放射線による年代測定技術〜
  愛知万博出展のユカギルマンモスのパネル写真と放射線による年代測定技術を紹介します。

 大気中の窒素原子に宇宙線が当たると放射性の炭素14に変わります。原子爆弾の実験などで変化しますが、それより前の期間では一定の濃度に保たれています。動物、植物とも生きている生物の体内に含まれる炭素14の量は一定ですが、生物が死ぬと半減期5730年で減少していきます。炭素14の量を測ることによってどれぐらい前の生き物であるかが分かります。

「テーマ展示」2 〜長崎市の永井先生〜

 

長崎医科大学の医師として原子爆弾被爆直後から献身的な救護活動を行った永井隆博士を紹介します。

原子力資料検索パソコン「げんしろう」を設置します。

「いきものと放射線」コーナー
  放射線を感じる生き物の標本としてゾウリムシを展示し、顕微鏡・モニターによる観察を行い、体験しながら学習していただきます。
「放射線の基礎知識」コーナー
  放射線の基礎知識や生物に与える影響をパネルで紹介します。

放射線測定器を使って身の回りのどんなものから放射線が出ているか調べてもらいます。

「くらしの中の放射線」コーナー
  くらしの中で放射線がどのように利用されているか実物展示を交えて紹介します。
「医療関係」コーナー
  パソコンを使ったゲームや3次元臨床画像を利用した展示により医療の面で放射線がどのように利用されているかを紹介します。
放射線実験コーナー
  放射線の性質や、くらしに役立っている放射線の利用などを知り、関連団体コーナーとも合わせて、身近な放射線について学びます。
無料骨密度測定コーナー  
  超音波を使って測定しています。いつも人気のコーナーです。医療行為ではありません。気になる場合は病院や医院にご相談ください。   

 

ステージイベント の内容とタイムスケジュール

・わくわくサイエンスショー 【ジャック先生のタイムトラベルアドベンチャー】

海賊好きの科学の未来権威”ジャック先生”と二人の弟子たちがタイムトラベルするストーリーの中で放射線について学習していただきます。(約30分)

毎日3回公演 
@11:00〜11:30 A15:15〜15:45 B17:30〜18:00

・放射線ミニセミナー   13:30〜14:00 (8/19のみ13:30〜16:00)

大阪府立大学他の先生方が、放射線に関連したおもしろい話を分かり易く紹介します。

月 日

タ  イ  ト  ル

講師氏名

所     属

8/14 (火)

放射線をつかってカラダの中を探検しよう

坂下 恵治 大阪府放射線技師会
8/15 (水)

変身するポリマーのなかまたち
−放射線でパワーアップ−

小嶋 崇夫 大阪府大
8/16 (木)

 びっくりアインシュタイン

北川 通治 ONSA
8/17 (金)

大阪の空気はきれいになったかな

伊藤 憲男 大阪府大
8/18 (土)

なっとく! キュリー夫人伝

川西 優喜 大阪府大
8/19 (日)

  クイズで学ぶ原子力と放射線            ※教育者向けセミナー

渥美 寿雄 近畿大学

※時間帯の異なる特別企画です。

・おもしろ実験ステージ  12:00〜13:00

日 時

担当者

テーマ

8/14 (火) ONSEN

 どきどき実験わくわくマジック

8/15 (水) ONSEN 科学なぜなに実験室
8/16 (木) ONSEN てこでも動かん!!
8/17 (金) ONSEN

 あなたに意思を伝えよう『通信』

8/18 (土) ONSEN

 エネルギーって何?!

8/19 (日) ONSEN

  どきどき実験わくわくマジック

・放射線ガイドツアー        参加者を先着で20名募り、放射線展の会場内をガイドします。

  各日16:15〜16:45

・親子工作教室    親子で科学工作にチャレンジ (要 整理券)

  各日 14:00〜15:00

日 時

担当者

テーマ

8/15 (水) ONSEN 目の錯覚あそび
8/16 (木) ONSEN レインボークルクル
8/17 (金) ONSEN

通信であそぼう

8/18 (土) ONSEN

光のミラーボックスをつくろう

「みんなのくらしと放射線」知識普及実行委員会 構成団体:

大阪府立大学(事務局)
(独)日本原子力研究開発機構
(財)電子科学研究所
(財)日本原子力文化振興財団
(社)大阪ニュークリアサイエンス協会
(社)大阪府放射線技師会
(社)日本アイソトープ協会
(社)日本原子力学会関西支部
関西原子力懇談会

 

後援団体:

文部科学省、近畿経済産業局
大阪府、大阪市
大阪府教育委員会、大阪市教育委員会
(財)大阪科学技術センター

 

協力:

扇町キッズパーク、科学体験館 サイエンス・サテライト