近畿大学原子炉(UTR−KINKI)は、昭和36年11月11日に臨界に到達し(熱出力0.1W)、我が国最初の民間原子炉・大学原子炉として運転を開始しました。
設備ハード面では、昭和49年10月に 熱出力を1Wに増加し、昭和59年1月には小動物用照射設備、中性子ラジオグラフィ用設備および拡大垂直照射設備が新設されました。
利用面では、近畿大学の学生実習および他大学などの学生の原子炉教育・訓練ならびに広範な分野の原子力研究に利用されています。また各種の原子炉研修会・講習会にも活用され、大きな成果を上げています。
この原子炉の特徴は、他の原子炉と比べて極低出力(1W)の 軽水減速、黒鉛反射、非均質型熱中性子炉であるため、残留ガンマ線が極めて少なく炉心内での作業が可能なことです。詳細はホームページ(https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/)をご覧ください。
今回は残念ながら、時期的に利用実験が続き炉心の直接観察はできませんが、原子炉の概要を説明いただき、炉室や制御室で原子炉・関連設備の見学を行う予定です。 下記要綱で参加者を募集致しますので、ふるってご参加下さいますようご案内申し上げます
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